2023.04.12
プリザーブドフラワーの知識や魅力、おうちでの飾り方や季節に合わせた贈り方(ハナノヒBe)
生花の時の美しい姿はそのままに、豊富なカラーバリエーションを楽しむことができる、「プリザーブドフラワー」。いつか飾ってみたいと思いながら、‟お花が好きだけれど、手にしたことがない”という声も多く聞きます。プリザーブドフラワーってどんなもの?お手入れ方法は?素敵に飾るコツは?…このコラムでは、プリザーブドフラワーの知識や魅力、おうちでの飾り方や季節に合わせた贈り方について、全4回にわたってご紹介していきます。
お話をお伺いしたのは…
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プリザーブドフラワーの知識について教えてくれたのは、モノ・インターナショナル株式会社のみなさん。世界中から選りすぐりのプリザーブドフラワーやドライフラワーを輸入している会社です。
お花を長く楽しみたいという人々の想いが生んだプリザーブドフラワー
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「美しいお花を、そのままずっと保存したい」とう想いは、はるか昔の人々も変わりなく、エジプトのピラミッドでもドライフラワーの痕跡が見られるのだそう。それから長い年月を経て、研究開発を重ねた結果、「プリザーブドフラワー」が誕生しました。
生花のような質感を持ちながら長く楽しめるお花
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「プリザーブド」は“保存した” という意味の英語。生花の美しい姿をできる限り長く楽しめるように、特殊加工をしたお花です。その加工方法は、生花の組織を保ちながら、お花の水分とプリザーブド加工液を交換するというもの。お花の水分と入替えた加工液によって、みずみずしさと柔らかさを保ちながら、美しい状態を長い間楽しむことができます。
水やり不要で手間いらず
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加工液と一緒に色素液を吸わせることで、様々な色の表現が可能になり、生花にはない色や絶妙なニュアンスカラーのお花を作ることにも成功。さらに、手にした人に優しいポイントは、水やりが必要ないこと。手間をかけずに美しいお花を長く楽しむことができます。
バラの産地は?
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色合いが豊富で長持ち、水やり不要で手間いらずという魔法のようなお花「プリザーブドフラワー」。プリザーブドフラワーと聞くと「バラ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その産地はエクアドルやケニア。赤道直下のこの地域では、一年中を通して安定した新鮮なバラの供給が可能なため、鮮度を落とさず加工することができます。
栽培に最適の地、エクアドル
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中でもトップの割合を占めるのは、エクアドル。赤道直下ながらアンデス山脈の高地にあるため、四季がなく、年間を通じて平均気温は14度。冷暖房なしで通年バラ栽培が可能です。
環境の良さが、お花の良さに表れて
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エクアドルの農場は、日照時間が長く、朝晩の寒暖差によって、花径が大きくしっかりとした茎のバラが育つ環境です。東西のアンデス山脈に挟まれていることから、土壌は水はけの良い火山灰土。品質と供給量が安定している、バラの栽培に適した環境で、日々丁寧にお手入れをしながら育てています。
色とりどりに加工され、日本へ
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優良な産地で育ったバラたちは、色とりどりのプリザーブドフラワーへと加工されて、日本へ。バラ以外のさまざまなプリザーブドフラワーも、選りすぐりの産地で育てられた植物を加工しています。美しく花開いた瞬間をそのままに保つ特別なお花「プリザーブドフラワー」は、ギフトであればそのシーンや想いを、おうちを飾るのであればその空間や時間を、色あせない魅力でいろどります。
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リビングやダイニングで、アートのように楽しむ
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お気に入りの本やオブジェとともに、フレームタイプのアレンジメントを、アートを飾るように配置します。奥行きのあるフレームタイプなので、壁にかけずに自立させて置くことができます。
お掃除もらくらく
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フレームタイプは、お花にほこりがかぶらないのも嬉しいポイント。棚のお掃除の際に、フレームのほこりが気になれば、さっと拭き取るだけで構いません。
集う空間やくつろぎの時間を、さりげなく演出
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くつろいだり、おしゃべりをしたり…そんな空間をいろどるプリザーブドフラワーの飾り方を。高さの異なる小さなアレンジを何個か置くことで、リズム感が出て、にぎやかで楽しい雰囲気を作ることができます。
水やりいらずで長持ち
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もちろん水やりは不要。お花の状態を日々確認する手間いらずで、長く楽しむことができます。
リラックスできる、ここちよい空間作りも
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ベッドサイドには、ここちよい眠りにつくための工夫を。とっておきのプリザーブドフラワーとして今回ご紹介したいのが、束ねたスワッグに使用したラベンダー。
ラベンダーの香りに癒されて…
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お花の種類によっては、香りまでもが残せるとのこと。ラベンダーのプリザーブドフラワーは、そのやさしい香りが特徴。リラックスできる香りに癒されて、心地よく眠ることができそうです。環境によっては数年間香りを保つことができるとか。
いかがでしたか?
プリザーブドフラワーのことを知ると、生活に取り入れてみたくなりますね。
次回のコラムも是非ご覧ください。
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お花のデザインは日比谷花壇の石井千花が担当しました。
2023年1月に、株式会社 日比谷花壇様が運営されている「ハナノヒBe(https://service.hananohi-be.com)」へ掲載された記事を転用させていただきました。