2022.12.13

BRAND MONO運営事務局

ケニア 花事情

ケニア 花事情

ヴェルモントの生産国、ケニアの花の生活についてご紹介させて頂きます。

ケニアというと野生の動物大国というイメージが強いかと思います。
ケニアの世界への玄関口、ジョモ・ケニアッタ国際空港から首都ナイロビ市内までは車で40分。
市内に移動する際、ナイロビ国立公園を通り抜けていくため、運がよければキリンや動物に遭遇できます!

ナイロビ国立公園

野生の大国ケニアですが、園芸品の輸出量も多い国でもあります。
ケニアでの園芸品の輸出量は、コーヒーや紅茶に続き第3位。園芸品の中でもバラの輸出が飛躍的に伸びています。園芸産業は、貧困の格差が大きく、失業率の高いケニアで雇用を生み出す助けとなっています。

ケニアのスラム街

世界でも高評価をもつバラが育つケニアでは、赤道直下で日照時間が長く植物を育てる環境に適している事から、様々な植物が生産されています。
ヴェルモント社が扱う商品は、ケニアの高地で育てられ、花の生産と野鳥の種類の多さで有名なナイバシャ湖の近くや、紅茶の生産が盛んなリムルなどの地域で収穫されています。
それらの農園は、首都ナイロビから比較的近くに位置し、首都から各農園へ移動する際は、
グレートリフトバレーと呼ばれる人類発祥の地となる巨大な谷が現れ、その景色は壮大です。ヴェルモント社の扱う商品は、豊かなアフリカの大地で育てられているためか、葉や花びらが肉厚でしっかりしているように感じます。

ナイバシャ湖
リルム

ヴェルモント社は、収穫された植物を首都ナイロビにある工場でプリザーブド加工をしています。
当社が扱う花材、アレンジメントの開発、加工、制作のすべての工程がここで行われます。
工場は小さいサイズの商品から、当社が取り扱いのなり大きなアレンジメント商品まで全てケニアの人達が一つ一つコツコツと丁寧に作っていきます。ケニアの良質な花や葉を世界中にという思いを込められ、
ケニアの大地から摘み取られた植物は、この工場でステキな商品となって世界各国に届けられています。

ヴェルモント社の制作風景

ビビットな色合いが特徴のヴェルモント社のアレンジメント。
ヴェルモント社の独特な色合いは、色彩豊かなケニアの自然を表現しています。

ヴェルモント社で作成されているアレンジメント

さて、そんな園芸品の輸出が盛んなケニアですが、どのように現地の人達が生活の中で花を楽しんでいるか質問してみました。
上記でも触れたように、ケニアでは貧富の差が大きく、なかなか日常で花を購入するという事はないようです。しかし、都市部では花屋さんが数件あり、切り花が流通しています。
結婚式や、お葬式などの需要が多いとの事でしたが、より身近なイベントとなると、バレンタインにも需要があるようです。
日本では、女性から男性への告白ですが、ケニアでは、男性から女性へ告白。
想いを込めて贈られるプレゼントには赤いバラが人気です。
ビビットな赤をケニアの人達が持ったら絵になりますよね!
きっと、赤いバラが男性を引き立て、恋も成就するのではないのでしょうか?

花のある生活は、ある程度社会にゆとりがあるからこそ楽しめる贅沢。世界中の人達が花を楽しめる社会になって欲しいなと思いました。

ヴェルモント社作成のアレンジメント。世界各国に届けられます。